
2024年8月8日から10日にかけて、山形大学小白川キャンパスにて「メタバーステックキャンプ&VRハッカソン2024」が開催されました。本イベントは、XR(拡張現実)やVR(仮想現実)に関する最先端技術を学び、創造性を磨くことを目的に、さまざまなプログラムが行われました。
1日目(8月8日):特別講義とXR・VR体験会


(左下)クラスター株式会社 西尾 美里 氏、(右下)レノボ・ジャパン合同会社 張 穎超 氏
初日は、東京大学の稲見教授をはじめ、XR・VR業界をリードする専門家たちによる特別講義が行われました。

「XRの未来予測」をテーマとしたフューチャートークセッションでは、山形大学アントレプレナーシップ教育研究センターの小野寺教授がファシリテーターを務め、せきぐちあいみ氏、株式会社STYLYの浅見和彦氏、クラスター株式会社の西尾美里氏、レノボ・ジャパン合同会社の張穎超氏らが登壇しました。XR技術が今後どのように生活や社会に影響を与えるかについて議論が行われました。

XR体験会では、最新のXR技術を体験し、会場では大きな盛り上がりを見せました。

2日目(8月9日):ハッカソン初日

2日目からは、いよいよハッカソンがスタート。まず初めに参加者はチームを組み、各チームごとにVR技術を用いたテーマを設定し、プロダクト開発に取りかかりました。
今回のハッカソンには5つのチームが参加し、それぞれオリジナルのアイデアで開発を進めました。

技術的なサポートを受けつつ、各チームがアイデアを出し合いながら、短期間でのプロダクト開発が始まりました。

ハッカソン初心者でも安心して参加できるよう、経験豊富なメンターが開発支援やプロダクトのフィードバックを提供し、参加者のアイデアを具現化するサポートを行いました。
午後には中間発表が行われ、チーム間で進捗状況を共有し合いながら、さらなる開発のブラッシュアップを図りました。
3日目(8月10日):ハッカソン最終日と表彰式
最終日は、開発の追い込みとプレゼン資料を制作し、各チームが短期間で仕上げたプロダクトを発表しました。


VRゲーム、教育コンテンツなど、ジャンルを問わず多彩なプロダクトが誕生し、それぞれのチームが限られた時間の中で発表を行いました。

優勝は、「クライミングゲームプロジェクト」を開発した、チーム名「遅刻組」です。斬新なアイデアと優れた開発力が評価され、優勝を果たしました。

表彰後はそれぞれのチームが作ったプロダクトの体験会を行い、参加者同士のコミュニケーションの場になりました。

イベントの総評
本記事では、メタバーステックキャンプ&VRハッカソン2024の開催の様子をご紹介いたしました。
学生や開発者、企業が集まり、最新技術を学び、実際に開発スキルの向上に繋がる貴重なイベントとなりました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
今後もこうした技術交流の場を提供し、さらなる成長を目指してまいります。次回のご参加も心よりお待ちしております。